福祉用具 営業の仕事

 介護保険利用におけるレンタルや販売のサービスをメインとした、商品のお届け・設置・点検及びメンテナンスが主な業務です。取り扱う商品としては、レンタル品であれば電動式介護ベッド(特殊寝台と呼びます)や車いすなど、購入品であればポータブルトイレやシャワーチェアなどがあります。そういった商品をお届けするわけですが、一般的な営業職や販売職とは少し立ち位置が違います。では、どのような仕事内容なのか、福祉用具専門相談員とはどういった職務なのか、少しだけ覗いていただきましょう。

まずはじめに

 介護保険サービスにおいては、お客様のことを「利用者様」と位置付けます。基本的な流れとしては、まずはその利用者様を担当されているケアマネージャーを中心とした関係諸機関から依頼を受け、利用者様の情報をいただき、一緒に訪問する日程を決めます。

訪問日当日

 ケアマネージャーと共にご自宅等へ伺い、まずは利用者様のニーズや現状の課題点などを抽出(アセスメントといいます)。そのニーズに対応し課題をクリアするための福祉用
具を、身体状況や自宅環境などを加味して選定しご提案します。内容をご納得いただいた上で、納品日時を設定。

 納品日当日。前回の訪問時にご提案していた内容を実施。必要であれば家具の移動などもお手伝いします。商品に不具合がないか、利用者様はそれを安全に使用できるか、効果が期待できそうか、などをその場で判断し、問題なさそうであれば納品完了となり、ご契約に移ります。

これで終わり

 ではありません。福祉用具に限らず、多くの介護保険サービスにおいては、『お試し』が設定されているサービスが多く、福祉用具に関しても通称「デモ期間」と呼ばれるお試し期間が、概ね一週間前後で設定されていて、実際にご自宅や外出時にご利用いただき、その有効性をご自身やご家族様に実感
していただきます。法令としても納品後10日以内にご利用状況の確認をするよう定められており、いずれにせよ再訪問や電話連絡を必ず行い、自らが選定・納品した福祉用具の有効性やレンタル利用ご継続のご意思を確認(モニタリング)します。

さらにその後も

 定期的なモニタリングや点検の訪問は継続する法令義務があります。その結果必要であればメンテナンスや交換対応を行い、身体状況のご変化により現状の福祉用具がマッチしていなければ別機種のご提案を行い、ご担当されているケアマネージャーへ報告します。もちろん、ケアマネージャーから「○○様のご体調が悪くなっておられるので、福祉用具の再選定をお願いします。」というようなご依頼も多く、その都度対応していきます。

 このように、利用者様の生活に継続的に深く関りを持ち、所謂セールス的な一過性のものではないサービスを提供し続けるのが、福祉用具専門相談員の職務であり、社会的な役割であると言えます。

 さらに詳しく知りたい方は、全国福祉用具専門相談員協会のホームページをご参照ください。

https://www.zfssk.com/

 私達は、福祉用具を通じて関わっていただいた全ての方に幸せが訪れるよう、そして私たち自身も幸せを感じて人生を歩めるよう、日々の業務に取り組んでいます。商品知識や提案力、営業職ですからもちろん営業力も必要です。中には重量がある商品を運ぶこともあるので、それなりの体力も必要。営業地域を走り回るベテラン営業達も、はじめは福祉や介護の事はさっぱり分からない、ましてや福祉用具って何なの?という人間ばかりでしたが、全員で少しずつ成長してきました。そして現在、ありがたいことに、顧客満足度としては%以上の方にご満足いただけている状況です。

 これからも満足度100%を目指して、日々の業務に取り組んでいきます!

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